パチろうZE!!の計算方法・データの扱い

設定判別とぶどう逆算が、どのデータを使い、どのような前提で計算するかを説明します。

このページについて

現在のツールに実装している計算方法の説明です。メーカー公表情報、解析参考資料、当サイトの算出値・計算前提を分けて示します。

設定判別の%は相対スコア表示であり、ぶどう逆算は入力値とモデルから求める推定です。いずれも実際の設定や成立回数を確定するものではありません。

計算方法・登録データの主な変更は更新履歴で確認できます。

使用データの4つの区分

メーカー公表

BB・RBの成立確率、配当、ボーナス仕様など、北電子公式の製品情報を参照する項目です。

解析参考

ぶどう、チェリー、リプレイ、ベル、ピエロ、打法別取得率、1枚掛け関連の参考分母など、メーカー非公表項目について解析資料を参考に採用しています。

独自調査・予測・仮定を含む資料もあり、資料間に数値差があります。採用した数値を、実機内部値が確認済みの値として扱うものではありません。

当サイト算出

外部の仕様をもとに算術的に求めた値です。ボーナス増加枚数や、BB・RBの登録確率から求める比較用の合算値などが該当します。

当サイトの計算前提

設定1〜6を等重みで扱う確率平均、固定取得率による打法の近似、成立後の簡略補正、相対スコア、3G + Dによる会計上の近似などです。解析参考値の選択も含め、実際の遊技を簡略化する当サイトのモデルです。

マイジャグラーⅥのBB・RBはメーカー公表値です。未公表小役はマイジャグラーⅤと同一と仮定した参考値を使います。公表値と暫定モデルの扱いを下記に示します。

設定判別の計算方法

入力と計測区間

開始ゲーム数・総ゲーム数と、BB回数・RB回数・ぶどう回数・チェリー回数を入力します。BB・RBは現在のUIでは常時使用し、ぶどう・チェリーはそれぞれ「有効」をON/OFFにできます。

現在ゲーム数 N = 総ゲーム数 − 開始ゲーム数

計算に使うのは総ゲーム数そのものではなく、この計測区間Nです。開始ゲーム数が0なら総ゲーム数と同じになります。各回数もNと同じ区間で記録したものを使います。

未計測のぶどう・チェリーはOFFにします。有効ON・0回は「計測した結果0回」のデータとして総合スコアに含まれます。

チェリー回数の定義

通常時に確認した、ボーナス重複・非重複を合わせたチェリー回数です。登録値もこの合算に対応する解析参考分母を使います。

  • 重複/非重複を分けず、角・中段も同じ欄に入力します。
  • 払出枚数や入賞ライン数ではなく、チェリーを確認したゲーム回数を数えます。
  • 成立後1枚掛け中・ボーナス中のチェリーは含めません。

設定ごとの期待回数

各設定の登録値は分母dとして扱います。成立確率p = 1 / dなので、実装ではNをdで割って期待回数を作ります。

期待回数 = N × p = N / d

観測回数とのずれをraw scoreへ変換

score = −weight × (observed − expected)² / max(expected, 1)

observedは実測した回数、expectedは期待回数、weightは項目ごとの重みです。期待回数が1未満なら式の分母を1にします。各項目のscoreを計算し、BB・RBと有効な小役の分を設定ごとに合算した値をraw scoreとします。

観測回数と期待回数が近いほどscoreは0に近くなり、差が大きいほど負方向へ離れます。raw scoreそのものは確率として解釈しません。

項目ごとのweight

項目weight
BB0.25
RB0.25
ぶどう0.18
チェリー0.16

当サイトが比較用スコアとして採用している重みです。メーカー公式の値、統計学上唯一の正解、一般に確立された標準値ではありません。最終的な%の配分を固定する値でもありません。

BB・RBの合算は項目別の比較表示に使用し、総合スコアへ重ねて加算しません。

設定判別結果の見方

softmaxによる相対スコア表示

設定sのraw scoreをsoftmaxで比率へ変換します。計算を安定させるため、各scoreから最大値mを引いて指数関数expへ渡します。

相対比率s = exp(score_s − m) / Σ exp(score_k − m) m = 6設定のraw scoreの最大値、k = 設定1〜6

比率を100倍し、小数1桁に丸めて表示します。合計は約100%ですが、丸めによって100%からずれることがあります。

表示される%は、6設定間の相対スコア表示です。設定1・設定6などの「設定である確率」、ベイズ事後確率、実際の設定投入割合を示すものではありません。

最上位の同率候補

最上位は%表示の丸め前のraw scoreで比較します。数値計算の精度内で同等と扱う場合は「設定5・設定6」のように複数を同率候補として表示し、1つへ絞りません。6設定すべてが同率なら「差なし」と表示します。

表示%が丸めで同じになっただけの場合は、同率候補になるとは限りません。この同率処理は広い意味での「僅差」を一律にまとめるものではありません。

項目別の設定表示

BB・RB・合算・ぶどう・チェリーの項目別表示は、その観測値が登録値のどの設定に近いかを見る参考表示です。観測回数と期待回数のずれを同じ式(項目別では重み1)で比較し、同じ登録分母の設定は1つの候補にまとめます。その項目だけで設定を確定するものではありません。

全設定の登録値が同じなら「設定差なし」です。異なる登録値の評価が上位同率の場合、無効な項目、0回の項目では設定帯を強調しません。0回でも有効ONなら総合スコアには使われます。

ぶどう逆算の計算方法

入力するG・D・BB・RB

  • G:データカウンター上の総回転数。ツールの入力案内ではボーナス中を除くゲーム数です。
  • D:Gと同じ区間の差枚。増加はプラス、減少はマイナスで入力します。
  • BB・RB:G・Dと同じ区間の各ボーナス回数です。

4つとも同じ集計区間の値が必要です。「Gは当日累計、Dは自分が座ってから」のようには混ぜないでください。途中からのデータなら、すべて同じ開始地点からの区間値にそろえます。異なる区間は自動補正されません。

3G + Dの意味

現在のモデルは3 × Gを投入相当とみなし、差枚Dを足した3G + Dから払出相当を推定します。Gは厳密な通常時3BETゲームだけの実測値という扱いではなく、データカウンター上の総回転数を、3BET相当の投入枚数を見積もるための近似値として使います。

1BETが通常はカウントされない場合、複数回の1BETが換算される場合など、機器や信号仕様によってGの扱いが異なる可能性があります。3G + Dは完全な投入・払出の再現ではありません。

ぶどう推定回数と分母

Cg = ( 3G + D − ボーナス増加枚数 − リプレイ推定払出相当 − チェリー推定払出 − ベル推定払出 − ピエロ推定払出 − 成立後ぶどう補正枚数 − 成立後チェリー補正枚数 ) / ぶどう払出枚数

払出相当からボーナス、通常時4役、成立後の簡略補正の分を引き、残りを登録ぶどう払出枚数(現在の10機種は8枚)で割った推定回数がCgです。通常時4役の期待値を使うため、実際に数えたぶどう回数ではありません。

ぶどう分母 X = G / Cg

分母を小数2桁へ四捨五入し、例えば「1 / 5.80」の形で表示します。ここでいうぶどう確率は、推定回数にもとづく出現割合です。

ボーナス増加枚数(当サイト算出)

ボーナス中の2枚投入・14枚払出という仕様から、1ゲームの純増相当を14 − 2 = 12枚として算出しています。

対象機種BBRB
アイム・ネオアイム21 × 12 = +252枚8 × 12 = +96枚
その他8機種20 × 12 = +240枚8 × 12 = +96枚

控除する合計は「BB回数 × BB増加枚数 + RB回数 × RB増加枚数」です。外部仕様から求めた当サイト算出値であり、メーカーが公表した純増値そのものという区分ではありません。

通常時4役の推定払出

リプレイ・チェリー・ベル・ピエロを控除します。各役の「取得率を掛ける前の期待回数 × 打法別取得率 × 払出相当」を使います。通常時チェリーには重複・非重複を合わせた登録分母を使います。

リプレイの3は実際の3枚払出ではなく、再遊技を3BET相当で会計処理するための値です。再遊技の物理的な払出枚数を表しません。

通常時チェリーの代表払出はハッピー・ミスターが4枚、その他8機種は2枚です。ベルは14枚、ピエロは10枚を使用します。

設定不明時は分母ではなく確率を平均

p_avg = (1/d1 + 1/d2 + 1/d3 + 1/d4 + 1/d5 + 1/d6) / 6 取得率補正後の期待回数 = G × p_avg × 取得率

d1〜d6はその役の設定別の登録分母です。分母の平均ではなく、各分母の逆数である確率の平均です。6設定すべての分母が同じ場合、実装ではG / d × 取得率の順に計算します。

これは設定不明時の代表値を作るための、当サイト独自の等重み仮定です。6設定が実際に均等投入されているという意味ではありません。逆算に設定を推定してから小役確率を選ぶ処理はありません。

打法別の取得率補正

通常時4役の取得率には、次の固定係数を使用します。1はモデル上の全取得、0はモデル上で取得分を見込まない条件です。成立後補正の適用条件とは別の係数です。表が収まらない場合は横へスクロールできます。

Standard

対象:アイムジャグラーEX、マイジャグラーⅤ、ファンキージャグラー2、ゴーゴージャグラー3、ジャグラーガールズSS、ウルトラミラクルジャグラー、ネオアイムジャグラーEX、マイジャグラーⅥ

打法リプレイチェリーベルピエロ
フリー打ち10.6670.2220.101
チェリー狙い1100
成立後小役狙い1100
完全攻略1111

ハッピー

対象:ハッピージャグラーVⅢ専用

打法リプレイチェリーベルピエロ
フリー打ち10.6670.4400.170
チェリー狙い1100
成立後小役狙い1100
完全攻略1111

ミスタージャグラー

対象:ミスタージャグラー専用

打法リプレイチェリーベルピエロ
フリー打ち10.66670.11110.4021
チェリー狙い1100.3016
成立後小役狙い1100.3016
完全攻略1111

0.667はユーザーが必ず66.7%取得できるという保証値ではありません。解析資料・計算条件を係数化し、打法差を近似する固定係数です。小数桁の細かさも実機測定の高精度を示しません。押し位置・目押し精度・実際の遊技手順によって結果は変わり得ます。

成立後の簡略補正

ボーナス1回につき1回相当の1BET機会を置く簡略モデルです。実際の成立後遊技を1Gずつ再現する計算ではありません。

成立後ぶどう補正

補正枚数 = (BB + RB) / 10.3 × 適用フラグ × ぶどう払出枚数

1/10.3は解析参考資料を参考に、当サイトが簡略補正へ採用している分母です。メーカー公式確率ではありません。適用時のフラグは1、非適用時は0として、基本式の控除に使います。

成立後チェリー補正

補正枚数 = (BB + RB) / 256 × 適用フラグ × 成立後チェリー補正用枚数

1/256もメーカー公式値ではありません。解析参考資料をもとに、当サイトの成立後簡略補正で採用している参考分母です。

打法ぶどう:Standardぶどう:ハッピー・ミスターチェリー:全機種
フリー打ち適用なし適用適用なし
チェリー狙い適用なし適用適用なし
成立後小役狙い適用適用適用
完全攻略適用適用適用

ハッピー・ミスタージャグラーは全打法で成立後ぶどう補正を適用します。小役優先制御等を参考にした当サイトの簡略モデル上の扱いであり、制御だけから数学的に必ず1/10.3と導けるという説明ではありません。

成立後チェリー補正は全機種で成立後小役狙い・完全攻略に適用します。補正用枚数はハッピーが4枚、その他9機種が2枚です。

通常時チェリーと成立後補正値は別に扱う

特にミスタージャグラーは、通常時チェリーの代表払出4枚と、成立後チェリー補正用2枚を分離しています。成立後の2枚は実機1BET配当を確認した値ではなく、当サイトの簡略補正用に維持している計算値です。

入力データについての注意

  • ゲーム数・各回数・差枚は同じ集計区間でそろえてください。総回転数が当日累計なら、差枚も当日累計が必要です。
  • データカウンターのカウント方法は店舗・機器・信号設定等で異なる可能性があります。1枚掛け・成立後遊技・ボーナス中・総回転数の扱いは完全に共通とは限らず、逆算誤差につながります。
  • 差枚はホール表示・データサイト・台表示・ユーザー計算で定義、丸め、更新タイミングが異なる可能性があり、推定値へ影響します。
  • 短い区間での出現回数の偏りや、小役の取りこぼし・数え間違いも結果に影響します。

逆算値を実測ぶどうとして設定判別へ入力しない

設定判別のぶどう入力は、実際に数えたぶどう回数が前提です。ぶどう逆算の推定回数を実測ぶどう回数として設定判別へ直接入力することは推奨しません。実測していない場合は、設定判別のぶどうをOFFにしてください。

計算できないケース

設定判別では総ゲーム数が開始ゲーム数より大きい必要があります。ぶどう逆算ではGは1以上、BB・RBは0以上の整数とし、BBとRBの合計がGを超える入力は受け付けません。Dは符号を含む整数です。

ぶどう推定回数Cgの有効範囲は次のとおりです。

0 < Cg <= G

  • Cgが0以下:ぶどう回数を正の値として推定できません。
  • CgがGを超える:推定ぶどう回数が総回転数を超えるため算出できません。
  • 分母を有効な数値として計算できない場合も結果を出しません。

これらは「算出不能」と表示し、設定帯も強調しません。入力値と対象区間を確認してください。有効範囲内の結果であっても、入力の正確さやモデルの適合を保証するものではありません。

このツールで分かること・分からないこと

設定判別

入力した実戦値と、当サイトに登録した各設定の参考値との近さを比較します。

  • 実際に投入された設定の確定や、その設定である真の確率は分かりません。
  • 店舗の設定配分、将来の出玉は分かりません。勝敗を保証しません。

ぶどう逆算

入力データと当サイトの計算前提から、ぶどう回数・ぶどう分母を推定します。

  • 実際のぶどう成立回数は確定できず、完全な投入枚数・払出枚数の再現もできません。
  • 実機内部状態や設定の確定はできません。勝敗を保証しません。

いずれも登録データや固定係数に依存します。モデルの結果は、追加の実測データや他の判断材料とともに確認してください。

使用データ・出典について

BB・RBや配当・ボーナス仕様は北電子公式を参照し、メーカー非公表項目には解析参考資料を使用しています。以下は既存の出典一覧からの代表例です。

マイジャグラーⅥの公表値と暫定モデル

北電子のマイジャグラーⅥは2026年10月5日導入のマイジャグラーⅤ後継機です。BB・RB確率、合成確率、出玉率はメーカー公表値で、Ⅴと同じ数値です。

設定BBRBBB+RB(公表合成)出玉率
設定11/273.11/409.61/163.897.0%
設定21/270.81/385.51/159.198.0%
設定31/266.41/336.11/148.699.9%
設定41/254.01/290.01/135.4102.8%
設定51/240.11/268.61/126.8105.3%
設定61/229.11/229.11/114.6109.4%

ぶどう・チェリー・リプレイ・ベル・ピエロは、Ⅵの全設定についてメーカー公表値が確認できているわけではありません。公表スペックが前作と同一であることを根拠に、現時点ではⅤと同一と仮定した計算用参考値を使用します。Ⅴの小役資料は「解析参考」、Ⅵへの暫定適用は「当サイトの計算前提」です。

ぶどう逆算ではStandardの取得率、成立後ぶどう・チェリー補正、ボーナス増加枚数BB240枚・RB96枚もⅤと同じモデルを使用します。小役を使う設定判別とぶどう逆算の結果は、この仮定にも依存します。Ⅵは独立した機種データとして管理し、今後Ⅵ固有の参考値を採用する場合には個別に更新します。

上表の公表合成確率と、ツールが登録BB・RBから算出する比較用合算分母は区分が異なります。

機種ごとの採用範囲、資料差、暫定採用の注意、出典確認日は、各ツールの「使用データ・出典」で確認できます。

現在のぶどう逆算の計算仕様:v2